一昨日、日本から帰って来た。
今年も、多くの人に積極的に会い、充実した夏だった。あまりに忙しかったため、まだこの夏の学びをまとめることすらできていない。8月中に時間を見つけてやっていきたい。
この夏のただ一つの心残りは、短い日程の中、自分の博士論文に関係する人たちを優先に会ったため、何人かの大事な友人に会うことができなかったこと。
何歳になっても、時間が足りないことだけは変わらない。
さて、ニューヨークに帰って来たのだが、今回は甥っ子の勇太郎も同伴だ。10日間の日程で学びに来ている。せっかく機会があるのなら早いうちに世界を見てきて欲しい、という姉夫婦の願いが実現したのだ。中学校に上がったばかりの甥っ子が10日間で何を学べるのだろうか、また自分はどんな学びをプロデュースできるのだろうか。
明日、急遽ワシントンDCに連れて行くことにした。7月30日に、アメリカ公教育の現状に憤りを感じている人々による大規模なデモがある。教員、様々な分野における教育者、保護者、その他何十万の人々が集まり、ホワイトハウスに向けて行進する。僕が甥っ子に見せたいのは、人が集まり、一つの大きな力として動く姿だ。
1泊2日の強行スケジュールだが、ある年、僕が指導させてもらっていた野球部の子どもたちを0泊3日(車中2泊)で甲子園に連れて行ったことを考えれば何てことない。今考えれば相当な無茶をしたが、あれがきっかけで僕を評価してくれるようになった指導者も中にはいた。今回のDC行きは、いろいろな意味で、あの時のことを思い出す。
何か少しでも熱いものを感じ取ってくれればと思っている。