2011年9月20日火曜日

みな正しいが、どれも間違っている。 ~小関先生からのメール~



一昨日、35歳になる高根台時代の教え子の結婚式に出席してきた。


プロフィールの紹介の中で、自分の宝物を


「小関先生が自前で作ってくれた、銀メダル」  と紹介してくれた。


当時、どんなに小さな大会でも入賞すれば、


一人一人にメダルや盾を作って渡していたことを思い出した。


15万程度の給料からよくやっていたと思うが、


たった数千円のメダルを握りしめて、


人生を戦っている生徒がいた。


価値はあったと実感できた。


「隆一、立派になったな!」  私の一言で、花婿が泣き崩れた (^_^;)


教師冥利に尽きる…。


自分がわたしたはずの銀メダルが、


金メダルになって返ってきた。



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あとがき


 小関先生は、「人」 という言葉が良く似合う。


先生の言葉には、不思議なくらい、人の温もりと、表情が詰まっている。


小関先生が、自分の恩師、奥村先生を語る時、言っていたことを思い出した。

    あんなに子どもの匂いがする校長は、そうはいない。


このような教育者たちを目の前にすると良くわかる。


現代の教育政策が、いかにからっぽか…。


お偉いさん達が、一生懸命教育を語っている。


みな正しいが、 どれも間違っている。 


そこにないのは、人の温もり、子どもの表情。

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