相変わらずOccupy運動の動きが目まぐるしく、執筆が追いついていない。Thanksgiving (感謝祭) での心温まる運動の数々、「企業は個人」「政治献金は表現の自由で守られているスピーチと同様」とした2010年米連邦最高裁のCitizens United判決を無効とする合衆国憲法改正案の提出、第3の政党の立ち上げとそこから大統領選に出馬を表明した人物の話…と話題は尽きない。
今日はまだほとんど知られていないあるプロジェクトを紹介したい。
2009年、フォード財団は、Building Knowledge for Social Justice(「社会的正義に向けた知識の蓄積」)という名の、新たな政治的パラダイム、つまり民主的社会における不平等の原因と結果に関する「常識」を養うことを目的とする2年間のプロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトは、不平等の原因に関する理解を、単なる個人的な見解から公的な理解へと転換し得る研究、教育、そしてコミュニケーション戦略を発展させるために、アメリカにおける不平等の構造と個人主義、競争、市場のイデオロギーとの交差点を吟味する。
In 2009, the Ford Foundation launched a two-year project titled Building Knowledge for Social Justice (BKSJ) to foster a new political paradigm, or "common sense" about the causes and consequences of inequality in a democratic society. The project examines the intersection between structures of inequality in the U.S. and an ideology of individualism, competition, and markets in order to develop scholarship, education, and communication strategies that can shift public understanding of the causes of inequality away from simple individualistic explanations.
このビデオは、様々な分野の学者たちが協力して分析、収集した情報をもとに作成されたビデオだ。教育学ではTeachers CollegeからAmy Stuart Wells教授が参加している。これらの情報が公的な理解としてシェアされる日が一日も早く到来することを願う。
(ビデオの和訳ダイジェストはしばらくお待ちください。)
とても興味あるのに、盛りだくさんで読む方も追いついてません 笑 昨日期末が済んだので、これからじっくり読ませていただきます〜。
返信削除mmさん、
返信削除期末の方、お疲れさまでした。そして、本年は様々なコメントありがとうございました。このブログを通してこのようにmmさんとキャッチボールができることをとても嬉しく思っています。2012年もどうぞよろしくお願い致します。
大裕