もし、学ぶという行為に「終わり」が存在しないなら、人の可能性は無限だと真に信じるなら、かかわるという行為にも、本当は「終わり」など存在しないのだと思う。
では、学校の教員は、自分の不完全な教えとどう向き合えばいいのか。悔いの残る「卒業生」と、どう向き合えばいいのか?
それは、会って昔話にふけることでも、ただその生徒の成長を待ち続けることでも、
自分の過去の至らなさを謝ることでも、諦めることでもない。
大事なのは常に今であり、前を向き、現状に満足することなく、厳しくかかわり続けることだ。
もっとできる、と。
そのためには、まず自分自身が走り続け、いまだ果たしきれていない自分の責任に最後の最後まで挑み続ける。
それが先生のあるべき姿。
この冬の学びは、そんなことだった。
今後数回に渡って、ある一人の生徒との再会について綴っていきたい。
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