2010年6月12日土曜日

世界で勝てる人間の器








 Qちゃんことマラソンの高橋尚子を育てた小出義雄監督の言葉は、小関先生の言うことに通ずるものがある。いや、一流の指導者が言うことは皆同じなのかもしれない。








 つい先日も、練習中に取材のヘリコプターの爆音や、カメラマンがロードのすぐ近くまできて邪魔になったことがあった。



    「監督、何とかしてください」 という。



 「何をいってるんだ。そんな気持ちでは世界じゃ勝てない。どんな音がしても、 「ああ、私が走ってるから見に来たんだな。ごくろうさま」 と思うぐらいの大きな見方をしていかないと。イライラしていては勝てないよ」

 私はそう彼女にいった。世界で勝つにはそのぐらいの心のゆとりや、おおらかな気持ちを持っていないとつぶれてしまう。

 人間の器と可能性を広げるには、物の味方、考え方から始めなければならない。



小出義雄 『君ならできる』 p. 18

2 件のコメント:

  1. 「チップス先生さようなら」の中に、空爆のさなかでものんびり授業をすすめる場面があったような・・・。「マスターキートン」という漫画にもそこに学ぶ者が存在すれば、どこでも教室になる、ような一説があったような・・・。それらのことって、自分の現場で活かされている(活かそうとしている)気がします。
    何をしようとしてそこにいるのか。その心が強ければ強いほど環境をどうのこうの言う必要はなくなるのではないかと思います。

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  2. musapooさん、
     図書館で勉強中、周りの人の話し声にイライラしてしまう自分の器の小ささに反省させられます。

     p.s. musapooさんの上履きの写真、とてもすてきでした。(http://musapoo.exblog.jp/13443145/)

                     大裕

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