妻の琴栄がこの夏からボストンで音楽療法のPh.Dを始めたのだ。ただ、現場を持つクリエイティブアーツセラピスト達を対象にしたプログラムなので、オンラインでの通信教育を主とし、ボストンでのスクーリングは7月の集中講座のみとなる。
ちなみに、うちの娘たちは二人ともママっ子だ。それがいいと思っている。
中学校で教員をしていた時、マザコンの男の子たちがゴロゴロいた。そんな中ですごく新鮮に、そして健全に僕の目に映ったのは、父親の匂いがする男の子達だった。そんな子達は純朴で、男気のある子達が多かった。
逆に、本来、力のある男の子達を、母親達がダメにするケースも嫌というほど見てきた。いつもは元気も良いし、男っぽくしているのだが、いざという時になると母親の後ろに隠れてしまうような子達が多かった。ただ、それはその子達のせいではない。いざという時にかばってしまう母親達のせいだ。
男の子たちが大きくなった時になるのは母親じゃないし、大人の女性でもない。僕は性別は無視できないものだと思っているし、将来男として生きていく道を示すのは、大人の男性が適していると僕は思う。
逆もまた然りだ。女の子達をファザコンに育ててはいけない。父親より、母親の匂いのする女の子達がいいと僕は思う。だから、父親の大きな仕事の一つは、娘達が母親を敬って育つよう手助けをすることだ。
そんな意味でも、この3週間は、大変でもあり、貴重な時間だった。ママっ子の娘達にとって、急にママがいなくなったというのは大変だったけど、その間ママは一人で「ぼすとん」で頑張って勉強しているんだというプライドにもなったのではないだろうか。
「ママ、頑張ってる?」と電話越しの母親にきく愛音の姿が妙に印象的だった。
(続く…)
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