そんなわけで始まったシングルファーザー生活だが、一言で言うとするなら、二人の娘達を精一杯愛した3週間だった。
たった3週間でこんなことを言ったら失礼なのだろうが、僕にとってはシングルペアレントの気持ちをたっぷりと考えさせられた時間だった。
シングルペアレントになった影響は微妙な形で長女の愛音に表れた。最初の2週間は、愛音はマンハッタンのHarlem School of ArtsというSt. Nicholas Ave.と140th St.あたりにある施設のサマーキャンプに通っていた。朝8:30 ~ 午後4:30というスケジュールだが、ランチは家からの弁当だと僕の負担が大きいので、給食を頼んであった。
しかし、通学初日の夜、愛音がボソッと僕に言った。
「ランチはおうちからもってくんだよ。」
お願いするわけではない、なんとも遠回しな言い方が、妙に切なかった。
母親がいないからといって子どもに寂しい想いをさせるわけにはいかないと思い、早速その夜からお弁当を作り始めた。美風の分も一緒に作ることにした。
お弁当なんか作ったことなかったので、最初はいろいろ考えた。夏場の弁当は、傷みやすいので難しい。
おにぎりにするか、チャーハンにするか。おにぎりは中に入れるものを考えるのが面倒臭かったので、結局チャーハンにした。
ピーマン、パプリカ、玉ねぎ、にんにく、ソーセージを入れた野菜たっぷりチャーハンを夜中に作った。
ちょっと味的には合わないだろうなとは思いつつ、周りをプチトマトで飾ってみたりした。サイドにはまたもやソーセージを少し大きめに切ったものを詰め、ちょっとした小物としてスティックチーズを2本添えることにした。別のタッパにフルーツを詰め、完了。
弁当を開けた時の子ども達の顔を創造しながら料理する時間は、なんだか悪くなかった。
(続く…)
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