2010年7月3日土曜日

託すのではなく ~バーチャルからリアルへ2~




 人はちょっとしたきっかけで仲良くなれるもんだ。
そんな自分の考えを実証してくれる今日の 『分かち合いたいこと』 のオフ会だった。



 東は新潟、西は四万十川から、実に様々な分野の人たちが駆け付けてくれた。共にジャーナリズムに興味を持つ大学生2人、公務員からキャリアチェンジをして看護大学に通う女性、経営コンサルタントをしつつ留学及びキャリアチェンジを目指す男性、田舎にて癒しの宿を営む女性、財団に身を置きバングラデシュやミャンマーで現地NGOとの遠隔教育や教育トレーニングに携わっている女性、僕の元同僚であり中学校で美術を教える先生、アメリカで教育経済学と教育社会学を学ぶ大学院生2人、自分を含めて計10人が集まった。



 時折席替えをしては、まだ話してない人との会話を求める姿が見られた。てんでんバラバラな人たちが互いの話に関心を持ち、聴き入っている姿は、きっと周りから見たら不思議な光景だったに違いない。1次会で語り尽くせるはずもなく、神保町にて仕切り直しをすることになった。






 今日集まった人たちに共通すること。それは 「動」 ということではないだろうか。皆、現状に満足せず、前を目指して自分探しを続けている人たちだ。それが嬉しかった。





 日本の社会は、いとも簡単に夢を若い世代に託そうとするところがある。それは無責任だ。大人こそが夢を主張すべきだ。大人が挑戦しないのに子どもがチャレンジできるだろうか?大人が人生を楽しまずして子どもが大人になりたいと思うだろうか?大人が失敗する姿を見せずして子どもが自分の失敗を受け入れ立ち上がることができるだろうか?



 大人だって夢を追いかける。だからこそ悩むし、失敗だってする。いいじゃないか。そんな生身のドロ臭い姿を子どもに見せるべきだ。それもできない大人たちが語る 「生きる力」 はあまりにも空虚だ。



 「夢を持て」 そう訴える自分の言葉が、子どもにとって世界中の意味をもつような、そんな生き方をしたいと思う。







あとがき

 最初は半信半疑で始めたこのブログだが、このような素晴らしい出会いを与えてくれたことに感謝している。おかげさまで決意を新たにすることができた。リアルな繋がりのきっかけとしてのバーチャル。そんな位置づけがふさわしいのではないかと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿