2011年3月20日日曜日

日本からのメッセージ

大裕、




3/20(日)16:00。風がおだやかでいい天気です。もう春です。



新浦安の自宅から現状のご報告です。



新浦安地区は断水が続いております。

復旧の目処はたっていません。

電気とガスは使えます。

道路は波打ち、フェンスは倒れ、信号は傾いています。

街中でホコリがたち、泥で学校の校庭も道路も埋め尽くされています。

液状化現象です。

救急車のサイレンが鳴り響いています。



幸い新浦安地区の建物は問題ありません。

建物の倒壊や窓ガラスが割れる等の情報は聞いておりません。



生活ですが、

お風呂は入れませんし、洗顔や歯磨きもできません。手も洗えません。

物がなくて、食事も一日一食から二食、ちゃんとしたあったかい食事は食べられません。

私ひとりですので、給水や食料、食事(炊き出しへの参加)は最小限にして、

多くの人に物が行き渡るようにと思っています。



給水には多くの人が並び、1時間以上、待ちます。

近所の中学校のプールへ水をくみにいって、お風呂にためて、

下水に使っています。水汲みは何往復もします。

お年寄りには辛い作業です。。。

外には、不安そうな子供達やお年寄りがたくさんいます。。。



実家が兵庫県ですので、大地震は2回目になります。

阪神淡路大震災のとき、私は19歳になったばかりでした。

炎に消えてゆく神戸長田の町をみて、涙が止まらなかったことを思い出します。



会社に職場近くの六本木のホテルをとってもらい、六本木のホテルと新浦安を

往復する毎日です。



気持ちは明るく元気にしています。

ちょっと疲れていて、頭痛がしますが、

大丈夫です。ご心配要りません。



ただ、今日をどう過ごすか、私だけでなく、多くの方が精一杯です。

これから、スコップで泥をどけるお手伝いをします。



この地震にあわれたすべて方の心の回復を切に祈っています。



松原 由和

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