自分が勤務していた中学校だけじゃなく、今年もいろいろな地で、教え子たちが卒業を迎えた。
そんな中、東北大地震が起こり、多くの方の命と大切な物が奪われた。
今取り組んでいる日本復興支援活動の中、いろいろな人に優しさと勇気をもらっている。命という最も根本的なところで、我々は皆同じだと教えてくれる。
今回の活動を通して強く思ったこと、それは、学生、教師、主婦、看護婦、会社員、フリーター…、社会における立ち位置に関係なく、やれることは実はたくさんあるのだということ。もっと言えば、自分にしかできないことが実はたくさんあるのだと思う。そして、それを見つけ、全身全霊で行動した時、人は、「生きている」と感じる。
先日、野球部の教え子の母親が亡くなったとの知らせを受けた。何度も顔を合わせたことのあるお母さんだった。去年の夏に僕が日本に帰った時、野球部の時の仲間たちが、母子家庭である彼の家に度々立ち寄り支え合っていると聞いた。
「死」の存在があまりにも身近にある今日、その生徒だけでなく、全ての教え子たちと分かち合いたいこと、それは生きることだ。
生きていること
返信削除普通に過ごせていることに
感謝の思いを持って
出来るときに出来ることを
精一杯に取り組む
そんな姿勢を
自分も持ち、
子ども達に伝える時ですね
喜びも悲しみもつらさも
人ごとではなく自分のことのように
感じ取れる心を持てるようにと願います。
人として本当の意味で
「生きる」ことができるように
大裕先生の活動も含めて
熱く生きている大人が
色々な場にいることを日々伝え
生徒や娘、息子の一番近くにいる自分も
そんな大人を目指さなくてはと改めて思いました。
里枝
卒業シーズンですね。
返信削除私自身も、本当に久しぶりの卒業式で、
学長先生から手渡された学位記に、
特別な重みを感じました。
生きること、
いのちを支える現場に飛び立つ私たちです。
こんな時代だからこそ、こんな時だからこそ、
福祉・医療の現場に身を置けることを
私は尊く感じています。
迷いも、不安もありません。
私は目の前にいる人の健康を支え、
一人でも多くの人を笑顔にしたい。
今の自分にできること、それは
これまでの学生生活で学んだたくさんのことを、
社会に還元することだと思っています。
そして、無関心にならないこと。
自分の身に降りかからなかった出来事を、
我が身のように思い続けることは、
きっと難しいことかもしれません。
でも、思い続けること。
寄り添い、考え、行動し続けます。
大裕さん、
メールの返信いただいてありがとうございました。