コンピュータースクリーン。
次々と目に飛び込んでくる活字は僕の逃げ場を奪い、僕を閉じ込めようとする。
いつのまにか辺りは暗くなり、物が次々と消えてゆく。
窓も、キーボードも、目の前にあったコーヒーカップも。
僕は活字と活字の間を分けはいり、張りめぐらされたワイアーを滑り落ち、
巨大ネジに支えられる機械工場にたどり着く。
ギーッガシャン ギーッガシャン ギーッガシャン
ギーッガシャン ギーッガシャン ギーッガシャン
ギーッガシャン ギーッガシャン ギーッガシャン。
マフラーを巻いて外に出た。
でっかい空。
雲ひとつない。
僕は思わず苦笑いだ。
答えなんてない。
「それでよいのだよ」
言葉少なげに、空が僕の頭を撫でてくれた。
12/10/01 – 12/11/01
私もコンピュータ画面とは毎日にらめっこ…。
返信削除すごくこの詩の心情わかる。
今のアパートの部屋も、やたらと窓は大きく、
寝転がると、窓一面に青空が広がる。
東京でのアパート暮らしの中でも、
責めてもの”自然”…と考えると空くらい。
田んぼや畑に囲まれ、
今でも水道を引いていない井戸水暮らし実家と比べると、
今は効率性をお金で買った生活。
呼吸も早くなる気がする。
青空も好きだけど、冬に雪が降りそうな夜の空気も、
妙な薄光を放っていて、音が消されて静まりかえった感じ。
でも東京の夜空には、星は一番星くらいしか見えなくてね。
それは残念。
AKI