2009年12月24日木曜日

雪のニューヨーク


雪のコロンビア大学 





 振り返ってみると、今学期もなかなか激しい学期だった。あと1日続いたら、間違いなく両肘、両膝 ともに腱鞘炎(けんしょうえん)またはエコノミー症候群になっていただろう。そう意味では最後が48時間試験で良かったのかもしれない。おかげさまで、最後の試験も、時間制限ジャストである17:00に無事教授に送信することができた。教授も笑ってくれたに違いない。



 終わってからもう何日経ったのだろう。今日が12月23日だから、既に3日が経ったのだ。終わってから今までの時間は、ほとんど脳死の状態だった。家族と時間をたくさん過ごし、今まで(多少)我慢していたビールを昼間っから飲んでいた。そのうまいこと。今度ビールについて書いてみようか。未成年の諸君は大人になってからの楽しみとして読んでくれればいい。大人になってから飲む酒の方が絶対うまいのだから。



 さて、今回の48時間試験中、ニューヨークは大雪に見舞われた。初日、午後5時に配られる予定の試験勉強をしていると、午前中から雪が降り始めた。さらさらの粉雪で、中庭に降る雪が建物の壁に沿って舞い上がっていく不思議な光景に目を奪われた。


秋にこんな感じだった通りが、今は…





こんな感じ。

昼食をとりに外に出ようとした時には既に積り始めていて、仕方なく出前でチャイニーズを頼むことにした。そして、夜9時に図書館を出た時には、両足がすっぽり雪に埋まるほど積もっていた。自分のように天気予報をチェックしていなかった人もいたようで、中にはスリップして坂を上がれない車もいた。タクシーを止めるのにも一苦労だ。



Before






After



次の朝、しっかり4時間ほど寝て起きたら、外は真っ白だった。雪景色を楽しむゆとりくらいは持っていようと思い、雪のニューヨークをカメラに収めながら、学校への道のりを楽しんだのだった。








1 件のコメント:

  1. 48時間試験お疲れ様です!
    大変な試験だったのに、なんだかとっても楽しそうですね:) 千葉は暖かくて、快晴のクリスマスイヴです。今日は近所の赤ちゃん2人と、水道屋さんとガス屋さんと、呉服屋さんがいっぺんに家に来て、すごく楽しい1日だったのですよ。

    明日、私の書いたコラムが毎日新聞の学生紙面に載ります。少し恥ずかしいけれど、大裕さんにもシャアしようと思います。ちゃんと、家族を大事に過ごしていますよ。

    〇クリスマスの朝
     
     クリスマスの朝は、プレゼントをあける音で目が覚める。我が家には今でも、毎年サンタからプレゼントが届く。夜には何もなかったはずの枕元に、リボン付きの箱の列。包装紙をビリビリ破く妹を見て、私はあったかい気持ちになる。「ああ、クリスマスの朝だ」
     私と5人の兄弟と頑張りやの母。7人家族での生活を始めてから16年間、クリスマスは家族全員で過ごす1年で1番大切な日だ。おこずかいや誕生日プレゼントなんてない。洋服は姉たちのお下がりをもらい、妹に譲った。決して裕福でない生活の中でも、クリスマスにはプレゼントと優しいメッセージが必ず枕元に置いてあった。
     「いつもお手伝い偉いね」「受験合格、本当に頑張ったね」。サンタはみんなの頑張りをちゃんと見てくれてる。いつのころか、母にもプレゼントが届くようになった。差出人はもちろん、サンタから。
     そんな我が家も、今、大きな変化を目前にしている。長女は春に結婚、兄は地方で社会人1年目を迎え、私は夏から夢に見たフランス留学へと旅立つ。皆でそろってプレゼントを開けるのも、今年が最後かもしれない。
     だけど家族の絆が弱まることはきっと無いだろう。どんなに離れて暮らしても、一人一人が頑張っていることや、皆で支えあって生きていく大切さを、もう十分分かっているのだから。重ねてきた16回のクリスマスの朝が、私達家族を支えている。
    あなたの家族にも、ハッピーメリークリスマス!

    てるみ 

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