2010年2月28日日曜日

『プライドと偏見』

 今、つい先程見終えた映画の余韻に浸りながらこれを書いている。本編終了後も、映画館の自分の席を離れたくないような感覚だ。

 今日観たのは、 『プライドと偏見』 という2005年のイギリス映画で、ジェーン・オースティン (Jane Austen) 原作の Pride and Prejudice (邦題:『高慢と偏見』)という長編文学が映画化されたものだ。





 18世紀のイギリスを舞台にするラブロマンスだが、ラブロマンスにつきまとうチープなイメージは一切ない。当時の人々の暮らし、階級社会における人間関係、18世紀イギリスに生きる女性の葛藤などを主人公エリザベスの生き様に見ることができる。スクリーンを通して伝わってくるのは時代を越える家族愛や人間性、そしてジェーン・オースティンが見た世界だ。

 YouTubeで『プライドと偏見』のトレーラーを見つけたので、興味がある人はこちらをクリック。



 僕は昔から映画が好きだ。
映画によって世界を知り、価値観を問われ、勇気をもらってきた。中学校教員時代も、 「英語を学ぶよりも大事なことだ」 と自分を納得させ、機会を見つけては子どもたちとたくさんの映画を分かち合ってきた。

『善き人のためのソナタ』(Lives of Others)

『ブレイブハート』(Brave Heart)

『ショーシャンクの空に』(The Shawshank Redemption)

『遠い空の向こうに』(October Sky)

心動かされた映画はまだまだある。

そんな映画を観た後は、決まって ありがとう と言いたくなる。

4 件のコメント:

  1. Pride and Prejudice いかにもイギリスっていう話でしょ。
    Matthew McFadyen かっこよかった? (そういう話をしてるんじゃないって?)
    この映画版は見てないんだ。
    BBC TV ドラマシリーズのColin Firth がMr. Darcy を演じているヴァージョンはわりと原作に忠実だったと思うんだけど。機会があったら、このBBC ドラマ版も見てみてね。

    The Shawshank Redemption はDVD持ってる。落ち込んだ時に見るとパワーをもらえる映画。何度も何度も繰り返し見てるよ。

    Brave Heart も数回見たけど、長い映画だから、時間に余裕のあるときに、落ち着いてみたい映画。

    他の映画は見たことないけど、大裕おすすめ映画として、今度探してみるわ。

    こっちに来る前の数年、たくさんの映画を映画館に見に行ったよ。映画の日に映画館を3館はしごしたりして。
    大学生の頃はよく映画館にも行ったけど、最近はDVDで見ることが多いかな。

    今度私のおすすめリストを送るわ。The Shawshank Redemption 以外に大裕のリストと同じものがあるかしら。

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  2. 是非おすすめリスト送ってよ。メールじゃなくてコメントとして。ここが分かち合いの場になればいいなぁと思ってるからさ。他の人も、お薦め、又は思い出の映画リストがあれば是非シェアしちゃって頂戴。

               大裕

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  3. ドキドキ・・・、初コメントです・・・。以前から書き込みたかったのですが、ここら辺の当たり障りのないエントリから始めます。

    実はこの原作結構好きなのですが、なんというか、大裕さんとあまりにも見方が違うのでびっくりしますね・・・。僕がこの小説で一番好きなのは、ヘタに賢いために幸せでない投げやりな父親と、頭が悪く恥知らずな母親の描写です。何ともイギリス人らしいブラックな描き方がいい。しかしこの小説、オースティン21歳の時に書いた処女作だそうです。ちょっと早熟過ぎますね・・・。

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  4. hoshinoさん、
     初コメント嬉しいです。原作を読んでいないのが恥ずかしいなぁ。いつか読んでみたいと思っています。

     つい昨日同じくオースティン原作のSense & Sensibilitiesの映画版を観たのですが、僕には新鮮な、きっと「イギリス人らしい」人物の描写がとても印象的でした。今度hoshinoさんのお薦め映画も教えて下さいね。

               大裕

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