2010年11月22日月曜日

真理を貫く

 『先生の教え』 というカテゴリーで紹介させて頂いている小関先生が、今年赴任された学校で孤軍奮闘中だ。時折先生から頂くメールには、「不良」 生徒たちを 「やっつける」 ことしか考えていない先生たちと、心を育ててもらってこなかった生徒たちの姿が綴られている。


 柔軟な子どもと比べ、大人を変えるのは難しい。積み重ねてきた歳月が心を固くし、いらないプライドが 「変わろう」 とする気持ちの邪魔をする。


 「自分はまだ何もわかっていない」 と認めることの自由、変われることの喜びを知らないのだ。


 進化することを拒む先生に子どもは教えられない。


 自分を変えるのは勇気がいる。


 その勇気を与えるのが先生なのだ。


 先生がその勇気を持っていなければ、子どもにその勇気を与えることなどできるわけがない。





 今日、小関先生からメールを頂いた。

夜遅くまで頑張っている新採の先生とこんな会話を交わしたそうだ。



   小関先生: 「先生は英語を教える先生だよね?」

   新採:    「はい…」

   小関先生: 「どうやって英語教えるか。難しいだろ?」

   新採:    「はい。教材研究頑張ってます。」

   小関先生: 「英語を教わりたい先生になること考えてる?」

   新採:    「は???」





小関先生は言う。

 どういう教育をどのようにするかという研究はたくさんされている

 でも本当に大事なのは どうしたら

 「あの先生に教わりたい」 と生徒達に思われる先生になれるか

 どうしたらそんな先生を育めるか



小関先生は言う。

 正しいことを教えても子供の心には入らない

 子供に教えるべきは 本当のこと


僕の心に入ったのも、小関先生の真理を貫くそんな教えの数々だった。

1 件のコメント:

  1. >  正しいことを教えても子供の心には入らない
    > 子供に教えるべきは 本当のこと

    名言!!そうだそうだ!!

    小関先生、大裕を通して勝手によく知ってる気分になっちゃってるけど、いつかお会いする機会があるといいな。

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