2011年11月16日水曜日

"Liberty Plaza" 強制撤去、そして…

11月15日(火)午前1時、携帯に一通のテキストメッセージが届いた。





Occupy Wall Streetの本拠地、 “Liberty Plaza”の強制撤去が始まったのだ。


メッセージは、いつかは起こるであろうこの事態に備え、予め登録しておいた人に届くアラートメッセージだった。(*Text "@occupyalert" to 23559 to receive alerts in the event of imminent emergency.)


午前1時、「安全と衛生面での問題」 を理由に、NY市長ブルームバーグから指示を受けた数百人の警官が強制撤去を開始。立ち退きを拒否した70人以上のプロテスターが逮捕された。





しかし、その間、プロテスター達から連絡を受けた弁護士グループが夜を徹して書類を作成、午前5時過ぎにはNY市裁判所の裁判官に会い、NY市警の強制撤去を違法とする一時的な禁止令を勝ち取るという素早い対応を見せた。メディア、法律、その他様々な手段とリソースを巧みに駆使するOWSの凄味がここにある。そして、午後にはプロテスターたちは再びLiberty Plazaに戻ることを許され(ただ、テント等の持ち込みは認められていない)、午後7時には大規模な全体集会(General Assembly)が興奮に包まれた中、行われた。

LA Times


明日、木曜日は9月17日に始まったOccupy Wall Street運動の2カ月記念日であり、National Day of Actionとしてアメリカ全土での大規模なデモが企画されている。(詳しくはこちら


先月末、カリフォルニア州オークランドで、非暴力的なデモを行っていた一人のイラク帰還兵が警官隊の弾圧で頭部に重傷を負ったことが逆にデモ隊を勢いづけたことを考えると、今回のブルームバーグ市長の対応は賢い判断とは言い難いだろう。

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